北海道在住9年目、2人の子供を育てる”風の吹くまま”です。
東京から北海道へと移住し、北国での暮らしに慣れてきた今日この頃ですが、冬の寒さにはまだまだ慣れません。北海道といえば、やはり雪。
同じ雪国といわれる、新潟出身の筆者ですが、それでも冬は雪がたくさん降るので、雪かきが本当に大変です。
この記事では、道外から北海道へ移住した筆者が、北海道の冬の除雪事情について驚いたこと、できれば移住前に知りたかったことなどを紹介します。
これから道外から北海道へ引っ越してくるよという人はぜひ参考にしてください!
冬の雪かきはマジで大変!除雪道具、長靴は必須!
ご存じ、北海道は雪がすごい降ります。
例年12月頃から雪が降り始め、3月頃まで雪は溶けません。
特に1月は、1年の中で最も気温が低く、毎日のように雪が降ります。
そのため、冬の間、雪が降る日は家の前、玄関、駐車場など…雪かきが必要になります。
1日中、断続的に雪が降り積もるような日は、道民は1時間おきとかにこまめに雪かきをしたりしています。なぜかというと、ほんの少し目を離したすきに、雪が積りに積もってちょっとした山になっていて、雪かきするのが大変になるからです。
なので、たくさん雪が降る日はこまめに雪かきをするわけです。
そのため、各家庭、各自各々で除雪用のスコップ、シャベル、スノーダンプ、長靴など用意しておくことをおすすめします。
また、大量で重たい雪をどかすのに、ソリがあると何回かに分けて乗せて運べるので便利です。
どかした雪は、通行の邪魔にならない場所に積んでおく必要があります。
また、駐車場によっては、排雪置き場が設置されています。
ちなみに雪道をブーツやビジネス靴で歩く際は、滑り止め必須ですー!ないとリアルにすじっ転んでけがしますよ…滑り止めは常識レベルです!!
日中家にいない人、車通勤の人、特にひとり暮らしならば要注意!
ここで気を付けたいのが、日中仕事などで家にいない人!
さらに一人暮らしなどで雪かきを頼める人がいないという人!
特に車で外出している人です!
「朝家を出て、帰ってきたら雪がすごくて、家の中に入れない!」
ということはよくあります。
そういった場合に備えて、あらかじめ車に除雪道具のスコップやシャベルを積んでおくとよいです。
そうすれば、一度家に除雪道具を取りにいかずにすみます。
仕事着が雪で塗れてしまわないためにも、長靴や防水ジャンパーなども用意しておくとよいです。
帰宅時、特に仕事から帰ってきてすぐに、疲れた体のまま、山のように降り積もった駐車場の雪をどかす作業は、苦行とも言えますが、雪国の冬では仕方のないこと。
以外と慣れるものです。なんとか乗り越えましょう(笑)
また、このケースとは逆に、出勤などで車で外出し、外出先の駐車場で除雪作業が必要となるケースもあります。
車の駐車場が除雪されているのか、ロードヒーティングなのかなど、駐車場の状況は予め把握しておくことが必要です。
外出先で雪かきが必要な場合は、約束の時間から雪かきにかかる時間を逆算し、早めに家を出たりするなどの時間の調整が必要になります。
除雪道具を用意してくれているマンションもあり
除雪用具は、冬以外は活躍しないのでしまっておきたいし、何かと幅もとります。
実は、マンションやアパートでは、共用玄関部に除雪道具を置いておくことができたり、大家さんによっては、住人共有の除雪用具を用意して、共用部に置いておいてくれることもあります!
北海道で住む家を探す際に、除雪道具があるかどうか、置いておくところがあるかどうか聞いてみるのもよいです!
雪かきを自分でやりたくないという人は…
雪かきって面倒くさいです。
体力使うしおまけに時間も結構かかります。
はっきり言って、できれば自分で雪かきやりたくない…
そんな人には、除雪完備のマンションやロードヒーティング付きマンションなどがおすすめです。
そういった物件に住む場合は、自分で雪かきをする必要はないので、便利です!
その場合、比較的家賃や管理費、費用などが高くなりますが、雪かきの手間を省けるので、もし雪かきしたくないという人はそのような物件を探すといいです!
また、月極駐車場においても、除雪完備もしくはロードヒーティング付きの駐車場を選ぶといいです。
除雪なしと除雪完備の駐車場を比べると除雪なしのほうがもちろん費用は低くお得ですが、毎回の除雪はなかなか大変なもの。
気合と時間に余裕がなければ、除雪してくれる駐車場をおすすめします。
ちなみに、月々の駐車料金は、冬季の11月~3月のみに除雪費用として何千円かを上乗せするパターンが多いです。
ロードヒーティングは、道路の融雪及び凍結防止のため路面の温度を上げる施設である。
車道や歩道の舗装内に、電熱線類または温水を循環させるパイプを埋設し、路面を加熱する。気象状況や路面状況によって、断続または連続で運転し防雪、凍結防止目的とした運用方法となる。車両用道路だけではなくバリアフリー対策を兼ねて、市街地の歩道にも設置されている
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ロードヒーティング
ロードヒーティングって道外の人からすると聞いたことないという人も多いのではないかと思いますが、実は北海道ではマンションや一般家庭でも導入しているケースがあり、耳なじみがあるもの。気温が低い山間部や北海道などでは消雪パイプが凍ってしまって使えないのだとか。
玄関前や駐車場部分などにロードヒーティングが入っている個人宅、ちょくちょく見かけます。
施工費が比較的高いみたいなので、マンションの共用部の通路や駐車場に入っているのは見かけても、導入している個人宅はそんなに多くはなさそう。
【札幌】車道の除雪作業事情
札幌市では、10cm以上の降雪があると、除雪車が一斉に出動して除雪してくれます。
主に出動するのは夜間なので、静まり返った静寂の中で除雪車の音が結構うるさく響きます。
低音で夜中、朝方にウォーーと。
また、降雪状況に応じて、決まった曜日の日中にも除雪作業を行ってくれます。
夜間作業のためどうしても騒音になってしまいますが、朝起きて出勤時、子どもの登校時など、除雪してくれている道路を見ると、作業員の方への感謝の気持ちでいっぱいになります。
除雪は本当にありがたい。
まとめ
これから北海道へ移住するという人は、冬の除雪事情を踏まえ、物件を探したり、除雪道具を用意したりしてみてください!
- 北海道に住むなら除雪道具、長靴は必須!
- 車持ちの人は、車の中に除雪道具を用意しておこう!
- 除雪道具を用意してくれている物件もあり!
- 雪かきしてくれる(しなくてすむ)物件もあり!
コメント